炭素循環農法の講演会に行ってきました その1

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去る2014年4月20日、南城市の農村環境改善センターで開催された「炭素循環農法 入門」という講演会に参加してきました。
炭素循環農法とは
内容を体系立てて書くことは苦手なので、印象に残ったキーワードを何回かに分けて書いてゆきます。

■キノコ菌が土の中で重要な役割を担う
キノコ菌とは白色糸状菌のことで、固い木やダイオキシンなどの有害な物質を分解してくれる働きをする。
このキノコ菌が土壌中で活発に働くことで、団粒構造を持つ柔らかい土になる。
この活動に必要な物は酸素で、土が団粒化することで土の中に酸素が行き渡りやすくなる。
団粒化していない土の場合は、人間の手で土を掻き交ぜることで酸素を行き渡らせる。
酸素があると、キノコ菌は勝手に増えてくれる。

■耕盤(こうばん)層という黒くて固い土の層
土を数十センチ掘ると出てくる、黒くて固い土の層のことを耕盤層という。
この層が水はけの邪魔をし、根張りを阻害する。
耕盤層はドブ臭いらしく、その理由は土が腐っているから。実際に嗅いでみたいな。
サブソイラーという農業機械で耕盤層を壊すことで畑の排水が良くなり、作物の根張が深くなる。
根張が深くなるという事は、作物が広範囲から養分を集められるようになる。

■過剰な肥料が土を腐らせる
作物に肥料を与えすぎると、作物が吸収しきれなかった肥料分が土壌内に残り、それが腐敗して耕盤層となる。
だから耕盤層はドブ臭い。

■黒い土の正体
黒い土は腐っている、または腐りかけている。
沼が黒いのは、酸素不足で微生物が働かず、栄養分が腐っているから。
耕盤層もこの状態と同じ。

今日はここまで。あと数回に分けて書いてゆきます。
これは自分のための備忘録。僕の理解不足のため間違えている内容があるかも知れません。

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