ゴーヤーを育てているビニールハウスは圃場の中でも一番好きな場所。
ハウス内にゴーヤー独特の青っぽいミルキーな香り(この表現って変?)が充満し、外からの騒音が葉に吸収されて静寂に保たれているのです。
多くのゴーヤーは真っ直ぐ長く成長してくれるのですが、中には思うように成長してくれない子もいます。
例えば、極端に曲がってしまう子、太くなるが背は延びてくれない子。
そんな子は販売には向かない(消費者が買ってくれない)ので、小さいうちに間引いてしまいます。
例えばこの子。丸々と太ってくれたのですが、長さが全然足りません。
このままぶら下げていても延びは期待できないらしいので、見つけ次第にチョキっと間引きます。他の型が良い子に栄養が行くように。
しかしこの子も美味しく食べられるので捨てるのは勿体無いですから、スタッフが家に持ち帰って食べたり、近所の飲食店に分けたりしています。
(手首が赤くポツポツしているのは、以前タイワンキドクガの幼虫にやられちゃった痕)
また、葉の中に埋もれちゃっている子は、葉の外側に出してあげます。
そしてもし裏側が白っぽい場合は、白い面を表側に回してあげることで、日光を浴びて緑になってゆくんですね。
これを
こんな調子で。
このハウスのゴーヤーは、ツルを絡ませるネットを直角に立てて壁のように作っているのですが、ツルをネットに固定するため、テープのような物とホチキスを使用します。
きっとこの道具の呼び方があるのでしょうけど、まだ質問する機会に遭遇していないため知りません。
で、ゴーヤーは約20cmまで成長すると収穫の対象となるのですが、時にはスタッフに見落とされてすくすく成長を続け、こんな大物が発掘されることも。
規格外で売り物にはならないそうな。
お…重い…。
ちょうどこの作業日が5月8日のゴーヤーの日だったので、売り場に飾ってお客さん達に見てもらおうとの事。
美味しそうだなー。食べたいなー。