去る2019年12月28日(土)、西原町の西原町民体育館アリーナにおいてロボカップジュニアジャパン(RCJJ)2020沖縄ブロック選抜大会が開催されました。
コーダー道場西原から出場した子供たちは上位にランクインすることができませんでしたが、その代わりに他の参加者がエントリーしたロボットを間近で見て良い刺激を受けていたと感じました。
良かった点
他の人が作ったプログラムを見ることができる
違う道場の参加者同士で自分のプログラムを見せあい、サブルーチンや変数の使い方を教えあっている場面がありました。
実際のプログラマの仕事現場でも人が作ったプログラムを読むことはとても勉強になり、自分の知らなかった(または忘れていた)機能を見つけるキッカケとなったり、プログラムの記述方法や整理方法の参考にもなります。
また「自分だったらこうプログラミングする」などの意見交換の機会にもなりますので、見る人、見せる人がそれぞれ良い刺激を受けることになります。
コーダー道場西原の子供たちは今まで人にプログラムを見せる機会が無かったので、もしかすると今回の大会で「自分のプログラムが誰かに見られる」という新しい意識を発見できたかもしれません。
他の人が作ったロボットを見ることができる
参加者のロボットを見ると、センサの数や種類が違ったり、センサを取り付ける位置や方向が違っていたりと、自分が使用するロボットと比較してハード的にどのような工夫が組み込まれているかを間近で見ることができました。
また、子供たちはロボットの見た目だけで「強そうなロボット」「弱そうなロボット」を勝手に格付けしていましたが、実際に強そうなロボットと対戦してみると勝ってしまったなどの場面がありましたので、見た目や部品ではなくロボットをいかに動かすかというプログラミングが大切だという事に気付いてくれたかもしれません。
コーダー道場西原のロボットは、大人がそれぞれ均一に組み立てたモノを子供たちに渡して動かしていました。なので見た目の個体差はありません。
今後は自分が担当するロボットのセンサの向きを調整したり、センサの位置を移動したりなどの工夫が出てくるかもしれませんね。
悪かった点
関係者以外に見学者が少なかったこと
悪いというほどのモノではありませんが、
参加者、参加者の保護者、運営関係者以外に、見学で来る人の数がほとんどいなかった事が残念でした。
とても刺激的で良いイベントですので、広く告知して見学者を多く受け入れてゆきたいですね!
見学者向けのブースを設置したい
見学者を多く受け入れる努力をすると同時に、見学者の方々にロボットに触れ合ってもらったり、プログラミングを体験してもらうなどのブースがあると良いかもしれません。
最近では「浦添プログラミングフェスティバル with でかドージョー!!」や「グッジョブにしはら わくわくワーク」で出展したようなプログラミング体験ブースがいくつかあると面白くなりそうです。
プログラミングに興味を持つ子供を増やして、大会をさらに盛り上げてゆきたいですからね!
(しかし運営側の手が足りなくなるかもしれませんが…汗)
大会のようす
以下に大会で撮影した写真をいくつか掲載します。雰囲気が少しでも伝わればと。