キャベツの苗づくり。冬の収獲を目指して

ポットルをガチャっとしたあとのトレー 就農準備・研修
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スーパーマーケットではキャベツが年中並んでいますが、沖縄でキャベツが収獲できる季節は冬。そしてキャベツをあの見慣れたサイズにするには、種を蒔いてから3ヶ月ほど育てないといけません。
つまり12月にキャベツを食べたい場合は、9月から種を蒔かなきゃならないということ。
まだ夏真っ盛りの沖縄ですが、冬のキャベツ収獲のための支度をしました。冬支度です。

キャベツ播種のためのプラグトレイを用意

育苗用のトレイに培土を入れ、そこにキャベツの種を1つずつ植え付けてゆきます。ちなみにこの育苗用トレイは「セルトレイ」または「プラグトレイ」と呼ぶようです。
トレイ内に入っている培土は育苗に適した肥料が混ぜ込まれているもので「与作」という商品名。発売元はジェイカムアグリ株式会社で、商品説明用のウェブページが用意されています。
ジェイカムアグリ株式会社 与作

与作N-150

そしてトレイに1個ずつ種を落としてゆくのがこの道具。「ポットル」という物で1個3万円もするそうな。

ポットルという播種具

ポットルにはトレイのセルにあわせて穴が開いており、この穴にキャベツの種をセットしてガッチャン!とすれば、1セルに1個ずつの種が落とせるという優れもの。

ポットルの穴にキャベツの種をセット

すべての穴にキャベツの種をセットしました。
キャベツの種って本来は黒っぽい物なのですが、この種は白い物質でコーティングされています。「コート種子」と呼ばれる物なのですが、なぜコーティングされているのかはこちらのサイトを見ると良いかも知れません。

ポットルをガチャっとしたあとのトレー

そしてポットルをガチャッとすれば、このようにトレーのセルには1個ずつ種が落とされます。
ここに軽く培土を被せてあげれば完成。すべてのトレイに種を落としたら、あとは優しく水をあげましょう。

すべてのトレイにキャベツの種をセットし水をあげた

今回播種したのはトレイ12枚ぶん。1トレイに128個のセルがあるので、すべてうまく発芽してくれたら1,536個ぶんの苗が出来るということ。
キャベツ1個でお好み焼き12枚が焼けると計算すると、その数なんと18,432枚!すごい!

キャベツの芽が出た

6日ほどで発芽しました。
あ、いま思うと6月に蒔いたオクラの種もコート種子かも。こういう気付きがあると少しずつ農業のことが分かってきたかもなーって気がする。まだまだヒヨッ子だけど。

 

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