ポップコーン用トウモロコシ、イエローポップの収獲

イエローポップを束ねて乾燥させます 就農準備・研修
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ある日の朝、畑の片隅にトウモロコシの食べかすが落ちていました。そう、我が畑で育てているイエローポップが、何者かによって食い荒らされたのです。
しかしこのお陰で、イエローポップがそろそろ収穫期になりつつあるという事が分かったので、今回は良しとしましょうか…。

畑の隅に落ちていたトウモロコシ

しかし、周辺をよーく見渡すと、同じような食べかすが何個か落ちていることが分かりました。

井戸小屋の屋根に放置されたトウモロコシの食べかす

井戸小屋の屋根の上に食べかすが放置されていたり、

イエローポップの株元に食べ散らかされたトウモロコシ

大胆にもイエローポップの株元にも食い散らかされたトウモロコシ。
それもそのはず。鳥類が大好きな穀物を栽培しているのに、防鳥対策は一切していないのです。本来なら防鳥ネットやテグス等で作物を守ってあげるべきなのですがね。

イエローポップの状態に目をやると、葉が茶色に枯れて熟成が進んでいる様子がうかがえますね。
そう、イエローポップは畑で完熟させてから収獲するのです。

熟成が進んだイエローポップの葉

そして収獲したイエローポップがこちら。
長さは10cmから15cmと小ぶりで、粒は卵黄のような濃い黄色が特徴的。粒は固く、プラスチックのような質感でBB弾を手のひらで転がす感触によく似ています。

収獲したイエローポップ

お尻のあたりまで皮を剥き、数本束ねて紐でくくります。この状態で雨の当たらない場所に吊るしておくのですが、この姿が何とも可愛らしく、ポップコーンにして食べてしまうのが勿体無く感じます。

イエローポップを束ねて乾燥させます

イエローポップの収穫作業をしている最中、カラスが10羽ほど遠巻きに僕を見ています。きっと彼らがトウモロコシを荒らし、食べていたのでしょう。
なので彼らの取り分として、傷みの激しい物を目立つ場所に置いて帰ることにしました。
カラスは知的な生き物なので、もしかするとコミュニケーションが取れるかも知れませんね。

カラスたちの取り分

といった感じで、イエローポップの栽培が一段落しました。
播種から収獲までのスケジュールは以下。
2016/01/18 播種
2016/01/31 発芽
2016/02/29 鶏糞ペレットを施肥
2016/03/15 強風で株が倒れたので、起こして土寄せ
2016/03/31 1箇所に複数発芽した株を間引き
2016/04/19 出穂
2016/06/06 収獲

次回は秋ごろに播種する予定で、マルチや防鳥対策を万全にして収量を大きく上げたいと考えています。
沖縄の冬は霜がおりないので越冬の二期作できそうですね。実験してみましょうか。

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