そろそろサツマイモ「べにはるか」の収穫時期を迎えるのですが、まだ出荷先を数件しか見つけていません。せっかく収獲したべにはるかを腐らせるわけにはゆきませんので、できるだけ多くの出荷先を確保しておこうと思い、JAおきなわ西原支店に出荷者登録しました。
JAに出荷者登録するにはJAバンクの口座が必要
JAに出荷する野菜は、JAバンクにお金が振り込まれてくるという流れになっています。なので出荷者登録の前にJAバンクに口座開設しておく必要があります。
口座開設に必要なものは、登録用の印鑑と身分を証明するための運転免許証といくらかの現金です。僕の場合は口座開設時に預ける現金は10円にしました。(ここで預入金額をケチった所為であとあと苦労することになるとは…汗)
はじめてJAバンク口座を開設するときの預入金額
大切なことを言います。JA組合員になることを目的にJAバンク口座開設する場合は、ケチらず数千円入金したほうがいいですよというお話し。
JAおきなわの正組合員・准組合員になるためには、1口1,000円(※)の出資金が数口必要になるのです。JAおきなわ西原支店の場合は5口の購入を促されたので、言われるがままに5口ぶん5,000円の出資をしました。JAバンク口座開設時は、最低でもこの最初の出資額を入金しておくことをオススメします。
※地域のJAによっては1口あたりの金額や最初に出資する口数が違ってくるかも知れませんのでご注意を。
と、JAバンクの口座開設の手続きをしたのですが、通帳が発行されるまで少々時間を要するとの事でしたので、ついでにJAおきなわ正組合員になる手続きもしてきました。
JAおきなわ正組合員になる。そのための条件
JAおきなわ正組合員になるためには、以下のいずれかの条件が必要になります。
(1) 農地を持っていること。(借地でも自分に利用権設定されていればOKなのかな?)
(2) 農業従事日数が、年間90日以上であること。
僕はまだ(1)の農地を持っていないので (2)の条件で加入することになるのですが、農業従事日数を、誰にどう証明すれば良いのか?それは最寄りのJA支店の支店長です。
組合員加入の決裁者は最寄りのJAおきなわ支店長なので、支店長に自分の立場を知ってもらう、証明する必要が出てくるものだと思われます。
僕の場合は、JAおきなわ西原支店の「青壮年部」という集まりに参加している実績があります。それ以外にも、これまでに何度か支店の飲み会やビーチパーティーなどで支店長とお話しする機会があったほか、もちろんお酒が入っていない状態でも農地取得に関する相談をしてきた経緯と面識がありました。
そして支店スタッフの方々とも様々なイベントの場で交流があったので、支店の何名かの方々に顔と立場を覚えていてくれたというレバレッジがうまく働いたのか、ものの数分で支店長決裁が得られました。ラッキー♪
出資金はJAバンクの口座から引き落とされる
支店長決裁が得られた次の段階として、最初の出資金を支払う必要があります。しかしこの出資金は現金で支払うのではなく、JAバンクの口座から引き落とされる、という方法がとられます。
今回必要な出資金額は5,000円。しかし先ほどJAバンク口座開設時には10円しか預けなかったので、また新たに5,000円を入金しなければならないという手間が出てきました…。でも支店に設置されているJAバンクのATMを使えば、通帳ひとつで入金が完了するので、通帳の発行が終わったらすぐATMで5000円を入金したうえで改めて組合員登録の担当者さんのもとへ行けばOKです。
しかし僕はてっきりATM入金にはキャッシュカードが必要だと思いこんでいて、後日郵送されてくるキャッシュカードの到着を待って入金し、改めて支店に出向くという無駄なことをしてしまいました(汗)。
まだJAバンクに口座を持っていなくて、すぐにでもJA正組合員になる予定がある場合は、口座開設時はケチらず数千円を入金すればちょっとした手間が省略できますよ!
でも組合員になるための出資金は、地域によって異なる場合がありますので、必ず口座開設時に担当者さんに確認のうえ手続きを進めてくださいね。
JA嫌いの人が多い中、JAの正組合員になった理由
JAをあまり良く思ってない人って結構いますよね。特に情報収集能力に長けていて、農業をしていない人に多いという印象です。
僕も農業に関わるまでは「JAはちょっと…」と実際に思っていました。農家の少ない収入から搾取して稼いでいるとインターネット上のウワサを目にしたことがあったので。
しかし実際はちょっと違ったのです。書き出すとキリがないので、ここでは書きませんが。
またJA正組合員になっていると営農や生活に密着した様々なメリットがあり、その内容が僕の求めている物と一致したということもあります。
そんなこんなで、JAおきなわ西原支店に出荷者登録して、JAおきなわ正組合員になりました。
だんだん農業者っぽくなってきましたよ!