ビニールハウス内で育てているゴーヤー。どこから入ってきたのか昆虫たちをよく見かけます。
その昆虫たちの活動が、人間にとって都合が悪ければ「害虫」とひと括りに呼ばれることが少し悲しいですよね。
少しでも彼らの事を理解し、うまく付き合ってゆければ良いなー。
上はヒラタアブの仲間。見た目は蜂みたいですが針はなく、花の蜜を求めて飛び回っています。
受粉のお手伝いやアブラムシを食べてくれるので、益虫と呼ばれています。
こちらも同じくヒラタアブの仲間で益虫。
上の子たちは主に雄花で見かけることが多いのですが、私が雄花を千切ろうと指を近付けてもなかなか花を譲ってくれません。
ゴーヤーの蜜ってどんな味がするのでしょう。
さて、次から紹介するのは害虫と呼ばれている昆虫たち。
しかし彼らも必死に生きようとしているだけなんですよね…。
ヨトウガの幼虫。ヨトウまたはヨトウムシと呼ばれています。
漢字で書くと夜盗蛾。日中は目立たない場所に隠れており、夜になると作物を食い荒らすことからこの名が付けられたようです。
体毛はなく、触ると耳たぶのように柔らかいですよ。
ヨトウガの幼虫がゴーヤーに穴を開け、中のワタを食べ進めています。
こうなると出荷することはできませんので、破棄または仲間と分けて持ち帰ります。
ここにも出たか!とつい声が出てしまったこの子は、タイワンキドクガの幼虫。
トウモロコシ畑でよく出会った顔なじみで、今までとても痛い、とても痒い思いをしてきました。
そしてタイワンキドクガの成虫も近くに居ましたよ。
ビニールハウスは作物にとって最適な気温を維持してくれますので、昆虫たちもさぞかし居心地が良いのでしょうね。
でもね、でもね、虫食いのない状態で出荷しなきゃいけないので、本当にごめんなさい。