パクチー(クシティ)の種を収獲したので、その成長記録など。その2

じっくり乾燥させたパクチーの種子 就農準備・研修
就農準備・研修
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前回の投稿でパクチー(クシティ)の播種からトンネルづくりまでしたのですが、今回は成長から収獲までの記録を書いてゆきましょうね。

朝日に照らされるパクチー栽培用トンネル

このトンネル栽培の中でパクチーの種子が眠っています。パクチーは一般的に、播種から発芽まで2週間程度かかると説明されていますが、今回の場合は沖縄で最も寒い時期に播種したので約3週間(20日)かかりました。暖かい時期ならもっと早く発芽するのでしょうか。

パクチーの開花

成長過程は写真を撮影していなかったので色々と端折りますが、開花したのでトンネルを撤去して野ざらしの状態にしました。昆虫たちに受粉を手伝ってもらおうかと思ったので。
今回、開花に至るまでの期間は播種から約2ヶ月半。発芽からの期間は2ヶ月弱。その間パクチーの葉は収穫せず、ずーっと指をくわえて成長を見守っていました。種子の収獲が目的ですから。

パクチーの結実。これがパクチーの種子です

良い感じに結実し、茶色に染まってきました。そう、枝の先にある丸い部分が種子です。
ここまで成長するのに、播種から4ヶ月弱かかりました。どの植物もそうですが、結実させるまでには結構長い期間を要するのだなと実感。

パクチーの種子を収獲

そしてパクチーの種子を収獲です。
以前にシマナー(からし菜)の種子を収獲したときと同様、株をまるまる収獲するのではなく、種子の付いた部分をハサミで切って袋に集めてゆきます。株ごと収獲すると広い場所が必要になってくるのですが、僕にはまだそんなスペースがありませんから(涙)

じっくり乾燥させたパクチーの種子

収獲した種子をじっくり乾燥させるとこのような状態になりました。パクチーの種子はスーッとした良い香り。鼻腔がスッキリします。
まだ枝についた状態なので、これを手で揉みほぐしながら種子をバラバラの状態にしてゆきます。

2リットルもあるパクチー種子

ほんの数グラムだった種子から、2リットルのペットボトルいっぱいの種子が収獲できました。この種子を使って、次は秋ごろからパクチーの浮きがけ栽培をしたいなと考えています。
そしてもっと上手く栽培すれば、きっとこの倍は収獲できるなと思いますよ。

播種から収獲までの成長記録まとめ
2016/01/29 株間20cmで2条蒔き。トンネル設置。
2016/02/18 発芽を確認。
2016/04/13 開花を確認。
2016/04/19 開花が均一になってきたので、トンネルを撤去。
2016/05/24 種子を収獲。
2016/07/28 種子の熟成・乾燥を終了。2Lペットボトルに移す。

総括して、
播種から発芽まで20日を要した。
発芽から開花まで54日を要した。
開花から種子の収獲まで41日を要した。
といった一連の流れです。防虫ネットを使ったトンネル栽培は、農薬を一切使わなくてもカタツムリやイモムシ・毛虫等の害虫から作物を守ってくれるので、本当に心強い味方ですね。

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