サツマイモべにはるかの苗を定植してゆくお話しです。しかし菅野式って?袋栽培って?
と初っ端から普段では聞きなれない言葉をいきなり並べてみました。
サツマイモの袋栽培についての説明とねらいは前回の記事に記載いたしましたが、「菅野式」は当ブログで初めて出てくる用語です。
菅野式サツマイモ栽培
菅野式とはサツマイモの植付け方法のこと。正しくは「菅野式若苗萎れ定植」というようです。
菅野式を簡単に説明すると、市販されているサツマイモの切り苗を少し工夫して定植することで、クズイモとツルボケを防ぐことが出来るという大変ありがたい内容なのです。
菅野式の詳細については様々なサイトで紹介されていますので、それらを検索してみてください。
サツマイモ苗を準備
鹿児島県から取り寄せた、サツマイモ品種「べにはるか」の苗100本です。
昨年は300本を購入したのですが、今年は100本だけ購入。本数が減った理由は、菅野式で苗を定植するため、1本の苗を複数本に切って増やすことができるからです。
1本の苗には約8枚の葉が付いていて、節々から根が出ています。この節にある根がサツマイモに成長する部分で、順調に成長してゆけば1節から2個のサツマイモが実ります。
1本の苗を4つに切り分けました。
右が苗の先端部分で、先端部分から順番に並べて左が苗の末端。今回は先端と末端を捨て、中の2本を定植してゆきます。
菅野式では本来、テッペンから数えて3〜5節めの部分を苗として使用するのですが、僕の場合は3,4番め、5,6番めに切り分けて苗として使用します。
左のトレイが切り苗の先端側(3,4番めの節)、右のトレイが末端側(5,6番めの節)です。
茎の色を見比べると、先端側は緑で、末端側は赤っぽくなっています。サツマイモのツルは若い頃は緑色なのですが、成長が進むと赤っぽく変色してゆくのです。
サツマイモ苗の定植
土嚢に入った土を浅く掘り…(下に続く)
そして、葉が2枚出ている状態で土を被せます。
この葉を枯らさずに活着させることで、菅野式の定植法は成功です。
苗を枯らさないコツとしては、定植から1週間は毎日水撒きをして、直射日光を避けること。
なので水を撒いたあとは袋を閉じておきましょう。
サツマイモ袋栽培の準備が整った
袋栽培のために準備した土嚢200袋すべての、サツマイモべにはるかの定植が終了しました。
今回の栽培初期は、袋を閉じた場合と開いたままの場合の、2パターンでの苗の活着具合を確かめたいと考えています。