いま現在、4品種のカボチャを栽培しています。
- バターナッツ
- えびす
- 金糸瓜(そうめんかぼちゃ)
- ほっこり133
このうち、えびすと金糸瓜の生育が比較的順調なので、これらの雄花と雌花の開花数を日ごとに記録していました。雌花の開花パターンを把握することで、今後の出荷量調整ができるであろうと考えていたためです。
しかし本当に、雄花と雌花の開花パターンなんて予測できる物なのでしょうか。何年間か継続してデータを収拾し、分析してみるほかに答えは見つからないでしょう。
もしかすると大学等の研究機関が既に回答を導き出しているかも知れませんけどね。
えびすと金糸瓜は、ヘアリーベッチと混植しています。これらカボチャは本葉10枚程度になってから親ヅルを摘芯したのち、ほぼ放任栽培の状態です。しかし受粉は人工的におこない、その作業頻度は可能な限り毎日おこないました。
なぜなら、冬場の沖縄ははミツバチの個体数が少なく、花粉を媒介してくれる昆虫に乏しいからです。そしてカボチャの雄花は1日しか咲かないので、花1個あたりの花粉を提供する時間がとても少ないのです。
なので人工授粉の必要があるのですね。
金糸瓜の雄花と雌花の開花数グラフ
はじめに雌花の勢力が強く雄花不足に悩まされていたのですが、ある日を境に雌花の数が激減し、雄花しか咲かなくなるようになりました。ある程度結実すると、生殖能力が落ちてゆく傾向にあるのでしょうか。
えびすの雄花と雌花の開花数グラフ
全体的に雄花の数が優勢で、雌花は極端に少ない結果でした。初期段階での成長があまり著しくなかったので、それが影響しているのかも知れません。
次作では播種・初期成長の段階で十分は気温が確保できるようにしたいと思います。
金糸瓜もえびすも、2017年2月24日あたりで開花数がゼロになっていますが、これは測定を止めたからです。成長が止まってしまったワケではありません。
うどん粉病が蔓延し茎までも侵食しはじめたので、今後の成長が見込めないと判断したためです。
うどん粉病を放置しておくと、原因のカビ菌が更に広がってしまう恐れがあります。コワイ!