12月下旬に播種したズッキーニは開花と受粉を重ね、無事に収獲するまでに至りました。
それまでの経過を報告いたします。
ズッキーニの雌花が開花
播種から63日で開花がはじまったズッキーニ。上の写真は雌花で、花の根元には緑色の果房があります。まわりをよく見ると、雄花の蕾も確認できますね。
これは2月22日に撮影した花で、まだ寒さの厳しい時季です。(と言っても10℃を下回ることはありませんが…)
なので受粉の媒介となるミツバチ等はまだ活動が活発ではないので、手で受粉してあげる必要があります。人工授粉です。
そして同じころ、ズッキーニに栄養を与えてあげる必要があります。実を次々に実らせるためには、肥料が不可欠。特にズッキーニは「肥料食い」と呼ばれるほど多くの栄養を必要としていて、栄養不足になると実を肥大化できないようなのです。
この畑では、まだ化学肥料を使用したことがありません。
この慣例から、まだ化学肥料を入れたくなかったので、有機肥料の鶏糞ペレットを施肥。有機肥料の中でも鶏糞は即効性があると言われています。
初回の施肥は株まわりにまんべんなく2握りぶんのペレットを撒きました。2回目以降は週に1回、1握りぶんを施肥してゆく予定です。
うどんこ病に重曹水500倍希釈を散布
ズッキーニが順調に成長していますが、葉を見るとうどん粉病が発生し広がっています。
ここまで広がる前に対策すれば良かったのですが、重曹水500倍希釈の水を噴霧器で葉面散布しました。
ただ1回散布すれば良いというモノではないので、多い時で3日に1回は散布を繰り返すことで、うどん粉病の治癒はないものの、以降のうどん粉病発生数は抑えることができました。
以前にうどん粉病に重曹水は効かないという記事を書きましたが、いちど発生したうどん粉病は治癒しないものの、新たな病気発生は抑えられることが今回のズッキーニ栽培で確認できました。
ズッキーニの収獲は播種から70日ほど
ズッキーニの収獲が、播種から70日ほど経過した頃から始まりました。
初期の頃にできた実は、あまり肥大させすぎると今後の収量に悪影響だと言われているので、20cm未満の多きさで収獲。自宅で消費したのですが、小さい実でもコンソメスープの具にして美味しく食べることができましたよ。
新たな問題、ウリハムシの発生
3月に入り、最高気温が20℃を超えるようになった頃、ウリ科の花を好んで食べる「ウリハムシ」が発生しました。写真中央に見えるオレンジ色の甲虫がそれです。
無農薬栽培でウリハムシを対策する場合、色々と調べてみたのですが…劇的に解決する方法はなく、地道に捕獲してゆくしか無さそうなのです。
またの機会に、ぼくが実施した捕獲方法をお伝えいたしますね。