先日、西原支店青壮年部のメンバーで整備した畑に、近隣の学童保育に通う子供たちが遊びに来てくれました。保護者と先生も含め、総勢30名ほどでしょうか。これだけの人数が集まってくれると、畑の受け入れ準備をした甲斐がありますね!
僕らにとっては日常であり、当たり前の畑作業。しかし遊びに来てくれた子供たちにとっては畑に入る機会は日常的ではなく、畑は近くて遠い存在。なので土の感触や畑から外を見る(いつもと立場が逆の)風景が新鮮なのでしょう。みな楽しそうに、そして積極的に活動に参加してくれました。
トウモロコシの播種を体験
先ずはトウモロコシの種の植付けから。ピンク色にコーティングされた種子を見て、なぜピンク色をしているの?ピンク色が手に付いたよ?などあちこちから質問が挙がってきます。
ピンク色で美味しそうに見えますが、これは種を色付きの殺菌剤でコーティングしているもの。決して食べてはいけません。
ジャガイモの植付けを体験
あらかじめ種芋を等間隔に畝に並べておき、それを子供たちに埋めてもらいます。スコップで20cmほど穴を掘って種芋を植え付けるのですが、子供たちの腕力では穴を掘ることが難しかったようで、みな工夫をしながら上手に植付けをしていました。
玉ねぎの植付けを体験
穴あき白マルチの場所に、玉ねぎの苗を植え付けてゆきます。事前に穴に沿って苗を並べておいたので、みな好きな場所に陣取ってその苗を土の中に挿してゆきます。
マルチの隙間からカエルやコオロギが飛び出してきて、植付けはそっちのけでキャーキャーと騒いでいる姿が初々しいなー(笑)
にんじんの種子を播種体験
最後に、畑の空いた場所にニンジンの種子を播種です。事前に掘っておいた溝に種子を落とし、その上に土を被せてゆく作業を体験してもらいます。
この作業は簡単すぎたようで、すぐに作業終了となりました。
食育活動で子供たちに植付け・播種体験をしてもらった感想
子供たちは、いつも外側から見ている畑に入ることができて、とても楽しそうにしていました。具体的に彼らが喜んでいた点として
- ふだん体験することのできない農作業。
- 土の感触。手ざわり、足ざわりが砂場やビーチと全く違っていること。
- 公園や運動場で見ることができない小動物との出会い。
そして何より、普段遊ぶことのできない場所で仲間たちと騒げることが、何よりも楽しそうでした。食育活動という名目ではありますが、この場を使ってお友達の絆が深まってくれると嬉しいですね。
今後この畑は、青壮年部が潅水・除草等の管理作業をしてゆくのですが、来年1月ごろ子供たちにも除草作業を体験してもらう予定です。
農家にとって除草作業は骨の折れるモノですが、子供たちはきっと楽しく作業してくれるであろうと期待しています。
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